味が芽生える

秋が深まると、落葉のあいだから松茸が顔をのぞかせる。
柿も色づき。
栗はイガを割って、そのマロンブラウンのつややかさを見せる
空は高くすみ、あらゆる栽培植物が実りを迎える。
鮎は腹に子を持って、下流へと急ぎ、鯖はその皮膚を青々と輝かせ
脂の乗ったシーズンを迎える
学校や会社では、運動会が花盛りである。
渓流では、あまご、やまめなどが、今年最後の活動期に入っている。
もののすべての味が芽える時である。
葱も新鮮で甘味があり蕪や大根もこの時期独特の香りと味を
まだ青い橙の皮が、汁の香りを高かめ、生牡蠣に絞れば口中一杯においしさが広がる。
四季おりおりのうちで十月は日本人がもっとも、味において恵まれる月かもしれない。
旅亭懐石 曽我の調理人の私にとってお客様が料理を食べ笑顔で部屋に戻る姿を見るのが嬉しいから
日々、お越しになられるお客様のニーズを考え時代の変化を考えながら料理を考えております。
ぜひ、旅亭懐石 曽我 スタッフ一同、お待ち申しあげます。
伊豆高原 海の見える専用露天風呂付き離れ宿
「旅亭懐石 曽我」
            調理長 安齋博忠  


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